チューダー

チューダーは1926年ロレックスの創業者ハンス・ウイルスドルフが設立したディフュージョンブランド。
ディフュージョンブランドとはブランドの普及を目的として作られた廉価ブランドです。
当時ロレックスは、優れた技術で時計を製造していましたが、コストが高く一般に浸透せず知名度が伸びない状態でした。
そこで、ロレックスのディフュージョンブランドとして【チューダー】が誕生。

この【チューダー】というブランド名はイギリス王家のチューダー家にちなんだもので、当時誰もが知っている王家の名前をブランド名にすることでイギリス人に親しまれるブランドとして定着させる事が狙いでした。
ロレックスは高級時計・チューダーは手頃な買いやすいブランドという2つのジャンルを作る事で認知度が上がり現在では世界的に有名なブランドに成長しました。

チューダーの話をすると、「チュードルなのかチューダーなのか」と言うところですがどちらも正しい呼び名です。
チューダーは1970年代まで日本に輸入されていてその当時は【チュードル】の名前で展開していましたが、日本での取り扱いが一度解消され、2018年に日本再上陸し正式に【チューダー】に改められました