タグホイヤー
ホイヤー・ウォッチ・カンパニーは1860年に、エドワード・ホイヤーによって興された。初の工房はスイス・ジュラ地方のサンティミエに創設され、高品質の時計作りと時間計測精度の高さから、創業まもなくその名前は評判を得ることとなった。
そして80年代に考案されたいくつもの技術革新により、同社は時間計測というジャンルにおいて、スポーツ界のスペシャリストとなっていった。
1920年代、ホイヤーの時計はアントワープやパリ、それにアムステルダムのオリンピック大会で使用され、33年には最初のレーシングカー用のダッシュボードストップウォッチである「オータヴィア」を発表。
また、それ以外にも独自の時計を多数リリースし、ことあるごとに注目を集めていた。現在もタグ・ホイヤーにはスポーツ界、とりわけカーレースシーンの高精度時間計測というジャンルにおいて、密接な関りが引き継がれている。
85年、ホイヤーはTAG グループ(ホールディングス)の傘下となる。TAGはTechniques d’Avant Gardeの略称だ。TAGグループはタグとホイヤーブランドを融合させ、今日知られるタグ・ホイヤーという会社を新たに設立。
そのタグ・ホイヤー事業部をLVMHがグループに収めたのは99年のことである