ジャガールクルト

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ジャガー・ルクルト

ロレックスやオメガほど知名度が高いとはいえないブランドです。一方で、高い技術力とクラシカルなデザインから時計愛好家の高い評価を得ているブランドになります。

ジャガー・ルクルトは、完全マニュファクチュールブランドとして独自の路線を歩んできました。今回は、ジャガー・ルクルトの歴史や魅力を紹介します。

ジャガー・ルクルトは、19世紀後半に創業したスイスの名門ブランドです。ムーブメントの製造技術が高く、多くのブランドがジャガー・ルクルトのムーブメントを採用してきました。

ジャガー・ルクルトは、強いこだわりから生まれる独自の技術が魅力になります。

ジャガー・ルクルトは、創業当初から多くの発明をしてきました。1844年に0.001mm単位で計測できる「ミリオノメーター」を開発して、時計のパーツづくりが精密におこなえるようになります。

1847年にはリューズとボタンを使ってゼンマイを巻きあげる「リューズ巻き時計」を生み出しました。20世紀初頭には、パテックフィリップ、オーデマピゲ、ヴァシュロンコンスタンタン、カルティエといった名門ブランドの腕時計にのムーブメントが使用されるようになります。

機械式時計を製造していた多くのブランドは、1969年のクォーツショックで大打撃を受けました。クォーツショックとは、低コストで量産できるクォーツ式時計をセイコーが開発したことによって、機械式時計の需要が大きく減った事件のことです。

ジャガー・ルクルトは、クォーツショックが起きたあとも薄型自動巻きキャリバーを開発します。世界最薄のクォーツ式ムーブメントも開発しました。

ジャガー・ルクルトの転機になったのが、1991年に復活したレベルソです。1992年には「マスター1000時間コントロール」に合格した腕時計のシリーズとして、マスターシリーズを発表します。

ジャガー・ルクルトは2000年にカルティエやIWCと同じリシュモングループの傘下に入りました。角型キャリバーや「ジャイロトゥールビヨン」「永久カレンダー」「ミニッツリピーター」といった複雑機構を詰め込んだ腕時計などを発表しています。